今のところ8回も観た人の感想です。
ネタバレあるし、勝手な考察もあるので自己責任でお読みください!映画を1度観てから読むことをおすすめします!
このブログの前半部分は、4回観た時までの映画一本通しての感想。
後半にはインタビューや追加で観た時感じたことを追記してます。
私は、原作を情報解禁後すぐに購入(改訂される前のバージョン)し、数え切れないぐらい読み、インタビューなどもほぼ読んだ人間です。試写会の感想を薄目で見てましたが、本質的なところは何も知らない状態で観ました。
あと、わたしは大倉くんのファン(成田くんも最近追ってる)で演者が好きで観たという部分もあるので、贔屓目なところがあるかもしれません。
解釈や感想が人によって変わる作品だと思うので、一つの感想やと思って読んでください!
1回目
朝イチの回を鑑賞。何かに注目することもなく、フラットな状態で観ました。というのはちょっと嘘で、割と序盤は入江くん探ししてました() そして、ベッドシーンの衝撃がやばかったけど、観賞後は「しんどい、苦しい」。
2回目
1回目終わってから、10分で2回目。空調にやられる。とにかく気になるところを重点的に。
3回目
2回目終わってから月見バーガーを食べ、スタバで優雅にティータイムをしながら、脚本が全編載っている月刊シナリオとパンフレットを読みました。からの3回目。割と整理したつもりですが、とあるシーンのモヤモヤだけは晴れず、、、
4回目
次の日、舞台挨拶中継付きを鑑賞。初日の夜に、いろんな人の感想や考察を読んで、なるほど!!と思う点があったので、割とスッキリと観れました。それにしても舞台挨拶の大倉くんかっこよかったです、、、、
ここからがっつりネタバレ!!
文章にするのが苦手な人間なので、箇条書きで
・早速お尻。なんか知らんけど大倉くんや!って分かる
・コンテンポラリーダンスが好きだって分かるのはその人も不倫相手なのではという考察見てひえって
・今ヶ瀬の登場シーンの異質感すごい
・報告書をめくる恭一の手が綺麗
・今ヶ瀬の「(鮨)好きです」の言い方可愛い
・「お前タバコくさい」の言い方可愛い
・知佳子とのマンションいかにも知佳子のため感強い。それ(お金)だけの関係。
・ホラーって聞いた時の反応好き
・不倫相手出てきた。大画面で見ていいもんかってめっちゃ思った。
・そのあとの言い訳する姿が情なすぎる。「3回しかきてないし…」って1回でもあかんわ
・魚肉ソーセージのこと考えてしまう(映画秘宝より)
・お風呂拒否られる恭一の顔がかわいそうなんだけど、かわいそうじゃない
・離婚を切り出すところ原作では知佳子淡々としてるけど、泣いてて…
・半沢直樹で気になってる入江くん発見
・大学時代の恭一かっこよすぎる
・独り身恭一のやさぐれ具合
・独り身になった恭一が焼きそば作ってるあたりの月刊シナリオのト書き読んでみてください。これを、恭一が今ヶ瀬の頭を押さえることで表現してるのかな…?
・今ヶ瀬がこんな変態だとは…
・「同窓会には行かないよ」って言われてギュって抱きしめる今ヶ瀬
・不倫相手に「離婚したのわたしのせい?」って聞かれるらへん、恭一ほとんど相手のこと見てない。そういうところ。
・何百回見たか分からん耳かきシーン癒し。まだ今ヶ瀬受け入れられてないはずだけど、この時は受け入れてる。
・グラタンのくだり。「食べたんでしょ?」に全て詰まってるし、恭一はやましいことあるのがバレバレすぎる。それが可愛いのか…
・今ヶ瀬が出ていってから割と時間経ってるっぽいですね
・屋上シーン最高。可愛い。関西弁。
・夏生と会う時、同僚との会話クズやな
・逃げ恥大好き女なので、高杉が「エスプレッソちっさ!!!」って言い出しそう〜とか思ってた
・4人がバチバチするところ、目線だけで全てを物語っててすごい。この時初めて、世界が違うって思うのか
・恭一が夏生めっちゃ飲んで帰ってきた時、原作では初めて指を挿入する。映画では翌朝裸やったんやけど、描かれてないだけでそういう感じのあったんかな
・恭一の部屋着を着て「外でも歩いて来ようかな」って出ていった今ヶ瀬が帰ってきた時、恭一それまではベッドの真ん中で寝てたのにスペース開けてあげるのがほんとずるいやつ
・さとうほなみさんの夏生すごい良かった。
・恭一が自分と同じカールスバーグ頼んで勝ち誇る今ヶ瀬はコメディ。前に恭一がカールスバーグ飲んでたのを知ってたから頼んだんだろうね。
・「おまえを選ぶわけにはいかないよ」って言われてから、「はい」って返事するまでの今ヶ瀬ゾクゾクした。成田凌演技上手すぎる。なんで今年の日本アカデミー賞におらんかったんや。おかしいやろ。
・予告から何度観ても、恭一からキスする時のテレビの字幕すごい。
・二人の裸に映る雨の影が綺麗。
・二人の身体の厚みの差が。
・お尻痛そうにしてる恭一。
・「言ってごらん?ん?」の恭一ヤバイ
・ワインの今ヶ瀬かわいいよね!恭一が「生ハム生ハム」っていってるのかわいいなって
・脚本にはあるけどカットされてる「今ヶ瀬を布団で挟むようにして抱きしめる」見たかった!!ディレクターズカット版お願いします!!
・チーズケーキの今ヶ瀬、成田くんも言ってたけどベストアクト。何も知らないたまきにマウント取りまくり。
・「馬鹿だねぇおまえは」って言う前の笑うところ好き
・携帯見てる今ヶ瀬に気付いてるのにね
・原作でも恭一が度々、目の光をスンッて消すのがあるけど、それを大倉くんは実写でやる。「終わりにしよう」の恭一の目。
・たまきが彼パーカーのときはもう肉体関係あるのかな。でも、そのときは灰皿そのままだし、今ヶ瀬のこと忘れられてない。
・ゲイバーのところ。今ヶ瀬探しに行ってるってなんかで読んだ気がするけど、私はどっちかっていうと自分がゲイの世界を受け入れられるのかを試したのもあるかなって。めっちゃ泣いた。わたしも。
・ここらへんから原作とは全く違う
・シナリオ読んで知ったけど、戸棚直してるところは半年も経ってるのね。髪型が違うっていうところがポイントだったらしい。
・今ヶ瀬ストーキングみたいな行為するのかな。あんな綺麗な別れ方したのに。
ここからわたしのモヤモヤポイント。
(追記にモヤモヤが解決したこと書いてます!!今はモヤモヤしてません!!)
恭一が「おまえは要らない」って言って、今ヶ瀬も「そりゃそうだ。」って受け入れてるのに、その後たまきを追い出してまで、恭一が今ヶ瀬を抱いてること、がすごいモヤモヤしてた。
まず、「そりゃそうだ」のあとにまだシーンがあったらしいけどカットされたみたい。場面写真で、その時と同じ服で、今ヶ瀬を抱きしめてる恭一を見たことあるからそこで心情に変化があったのかなと。
次に、たまきが家に来た時、何かに気付いてる。掃除機をかけてるのは今ヶ瀬の痕跡を消すため。先週届いたカーテンをつけてないのは今ヶ瀬が嫌がるから。そしてたまきが気付いてるのは、タバコの匂いかなと。
いつのまに今ヶ瀬は家に来たんだろ。ハンバーグのくだりの恭一ここにあらず感がホラー。皿洗いをやめさせるところホラー。急にどうしたって思う。
たまきが察して、泊まらないって言ったから今ヶ瀬を家に呼んだんだろうけど、泊まるって言ったらどうするつもりと思ったのは野暮かな。
「だっさいカーテン」「だな。」のところ。いつのまにそんなど直球になった…
その後今ヶ瀬が家を出たのは、自分の世界に恭一を連れてくるのが怖くなったんかな。原作でも、恭一に「腹括れよ!」って言われてたし。
あと、とにかくたまきは幸せになって欲しい。原作のたまきは今ヶ瀬恭一派の人間からしたら嫌いなやつなんだけど、婚約してまでこんなことになるたまきがすごくかわいそうだった。
ライビュで話を聞いて、海のシーンは心の心中だという言葉がとてもしっくりきた。このシーンは一つの終わりだし。海に向かって叫ぶ今ヶ瀬が苦しいな。
最後の恭一の顔。とても良かった。でも、今ヶ瀬もたまきも泣いて終わってるのに。恭一はそうなのか…。
あのあと二人がどうなるのか私たちに委ねられてるのだろうけど、この終わりも良かったなと。カーテンが揺れてるのがいいよね。
本編関係ないけど、エンドロールめっちゃグッときた。大倉くんと成田くんの名前は流れないんだけど、大きいスクリーンに「大倉忠義」って出た時泣きそうになった。
エンドロールで流れる曲、最初のシーンでも流れるけどすごく好き。
コメディだという感想も聞いていたし、4回も観たら割と冷静に突っ込めるなと思った。(ふざけてる感想もあるけど許してください)
大倉くんがこの作品に関わってることがファンとしてとても誇りです。素敵な作品に出会えて良かった。多くの人に観てもらって何か心に残るといいなと。わたしも思います。
まだ、ムビチケが3枚残ってるんで、まだまだ観に行きたいです。
彼は勝手に一人で苦しんでるんだね。
早速追記
監督の質問コーナーを見て。
「おまえは要らない」の後にはまだ続きがあった。けどカットされた。そのシーンでは2人とも泣いていたとのこと。
そのシーンがめっちゃ観たいことは置いといて、2人が泣くほどのことがあったということが知れて、私の中では腑に落ちた。
「おまえは要らない」と言っている恭一が今までになく苦しい顔をしているらしいのでそこにも注目して、また映画を観たいと思う。
5回目観ての追記
観るたびに追記してったらものすごい長さになりそうだな…
日曜の親子が多い映画館でビビりまくりながら5回目の窮鼠はチーズの夢を見る。
2つ書きます。
・埃をかぶってしまった自転車のこと
埃をかぶった自転車を今ヶ瀬が盗むという描写があるけど、急に出てきて、最初?が浮かんだ。5回観てやっと分かった。
恭一とたまきはほぼ半同棲状態。で一緒に会社に向かったりしてるから自転車は要らなくなった。ダイニングテーブルもあるし。
5回観ないと分からんのかと自分の理解力のなさに落ち込む(笑)
・モヤモヤポイント
昨日の質問コーナーを聞いて、やはりカットされたシーンに真相がありそうだなと思いつつ、「要らない」と言った後の恭一の表情に注目。うん、苦しそう。でも、弱冠二十歳のわたしには、どうしてそうなったのかを想像するには人生経験?恋愛経験が足りないなと感じた。やっぱそのシーン観たいです…わがままですが…
モヤモヤする理由は分かった。路上のシーンからハンバーグのシーンへの切り替えの速さ。まるで次の日かのように思える。他のシーンでは切り替わる時、数秒真っ暗な画面が続いくところもあるので、そういう感じではダメだったのかな〜と。
カーテンの話からして1週間ぐらいは間がありそうだし、その間に今ヶ瀬はまた家に来てるんだろうし…
じゃあなんでその間、なんなら再会した日に今ヶ瀬を抱くことにならなかったのか。なんでわざわざたまきが来てた日に追い出してまで、今ヶ瀬とセックスをしたのか。
モヤモヤポイントについてめっちゃ書いてますが、観れば観るほど考えることが多い映画なので、わたしは好きです。また、いろんな人の考察を読むのも。
批判的に見えたらすみません。
3度目の追記
2日間空けて1日暇だったので3回観てきました。ということで、計8回窮鼠はチーズの夢を見るを観たのですが、その8回目で今まで書いてきた、モヤモヤポイントが自分なりに解釈ができ、最後大号泣(書いてる今も泣きそう)だったので書きます。
すごく自分勝手な考察だし、違うでしょって思うかもしれませんが…
今ヶ瀬と別れた時にはもうすでに、恭一の中で今ヶ瀬は「例外」になっている。だから、海では「分かるよ」と返事をしている。そして、ゲイバーで今ヶ瀬は「例外」だったんだなと気づく。恭一は今ヶ瀬に心底惚れてるんだね。でも、「あなたじゃダメだ」と言われて別れることになる。
そこから、なんとなくでたまきと付き合い、婚約する。知佳子とも「なんとなく2年付き合ったから結婚した」と言ってたので、大して好きじゃなくても恭一は結婚を決断できる。たまきのこともそこそこ好きだったかもしれない。心底惚れてるのは今ヶ瀬。
そしてあの路上のシーン。「あなたじゃダメだ」と言った今ヶ瀬が、「そばに置いてください」と言ってくる。優しいから、しかも婚約してるから「いらない」と今ヶ瀬に言うし、自分自身の今ヶ瀬に揺れる気持ちを「断ち切ろう」とする。
ここで原作の話になるが、最後の方のセリフで「もう一度会ったら 俺は完全に落ちる」とある。原作とは違うけど、路上で今ヶ瀬と再会したときに完全に落ちたんだね、恭一は。「ダメだ」と一度離れていった心底惚れてる相手が、自分を求めてきたから。
だからもう、まぁそれなりに好きだったたまきは、心底惚れてる今ヶ瀬には勝てない。なんとなくだったから。ハンバーグは心ここにあらず。
普通は男を抱くことができないけど、「例外」なら抱くことができる。
自分の気持ちに素直になった恭一は、本来好きになるべきの女性から離れて、「例外」の今ヶ瀬を待つんだね。
8回観ないと分からんのかと自分に怒りたくなりますが…(デジャブ)
私は経験が浅く知見もないので8回もかかってますが…分かる人はすぐ分かると…
「心底惚れるって、全てにおいてその人だけが例外になっちゃうってことなんですね」
というセリフは、原作ではコマも小さく、今ヶ瀬がさらーーーっと言っただけにすぎない。
なんなら映画では選抜落ちした「お前は可愛いね」「可愛いっていうのは愛す可しって書くんですよ…?」「知ってるよ日本人なんだから」の方がコマ数も多い………(妄想で大倉成田に言わせるしかない…)
映画では「心底惚れるって…」のセリフが予告でも、宣伝でも、とにかくフューチャーされていた。確かに良いセリフではある。が、なんでこのセリフなんかなと思っていた。全てはこのセリフに詰まっていた。やっとわかった。スッキリ。
やたらと濡れ場が多いことが注目されている部分もありモヤッとしますが、素敵な恋愛映画です。
書いていて、稚拙な文だな…と思いながら書きました。分かりにくくて申し訳ないです。
様々な考察や感想が飛び交い、映画って楽しいな〜!!と思ってます…
心底好きな映画に出会えました。大倉くんがこの映画に関わってくれたことが誇りであり、感謝しかありません。
以上!!窮鼠のおかげで、大倉くんにますます惚れて、成田凌の沼にズブズブ落ちている私でした!!
読んでくださりありがとうございます。
実はまだムビチケ残ってるんだ…まだまだ観る予定…
原作もぜひ!!
映画「窮鼠はチーズの夢を見る」の脚本が全て載っています。カットされてるシーンの脚本もあるので是非。
めっちゃ雑誌に出てた中で、好きな雑誌貼っときます…在庫切れのもあるかも知らん
美の暴力…!!